自動車買取相場

車の価値を再考する

震災の被災地では、人も家も、そしてクルマも甚大な被害を受けた。津波や火事でたくさんのクル マが動けなくなってしまった。あたりまえの話だが、日本人の生活(とくに地方で)はクルマに大き く拠っている。震災直後、東北では中古車の値段が跳ね上がったと聞く。ある被災地の中古車屋さん が自由に使ってくださいとクルマを提供したら、たちまち出払ったそうだ。  おそらく被災地では、家より先にまずクルマという方も少なくないのではないか。今回の地震で、 クルマはすごく人の役に立っているもの、ライフラインなのだと、あらためて認識を新たにしたのは 私だけではないだろう。  ガソリンの供給が滞って、航続距離が長いほうが有利なことも判った。ガソリン満タンにして東京 と東北を安心して往復できるクルマはそうない。無給油で↓000キロを走れるのはプリウスやイン サイトくらいだろう。プリウスでも、現地で走り回ることを考えると、安心して行ける範囲はせいぜ い往復800キロ圏内か。それでも燃料不足に苦しむ現地ではそうとう頼もしかったはずだ。  クルマはやられっぱなしたったわけではない。こんなにクルマが活躍するところも見たことがなか った。全国の救急隊員や自衛隊員、ボランティアを乗せて駆けつけたのもクルマだし、福島原発の救 援に向かったのもクルマである。放水車も電源車もすべてそうだ。鉄道や飛行機ではああいうわけに はいかない。それに、クルマが逆境に強いということにも驚かされた。 危険な話だが、津波で流され動けなくなったクルマのガソ リンタンクから燃料を抜いて、生きている方に補給して走 らせる人がいた。電気自動車ではこういうわけにはいくま い。内燃機関のクルマはタフだ。さすが100年以上の歴 史があるだけのことはある。  一方で、日本の自動車工業は完全に止まってしまった。 スケールメリットがデメリットになってしまったこと、世 界に誇るカンバン方式がその極限まで追求した効率性ゆえ に、まったく機能しなくなってしまったことも忘れるべき ではない。  また今回の一件で、メーカーは部品供給の安定化をはか るため、国外産部品の採用を強化するのではないかと危惧 されている。トヨタはメイドインジャパンのこだわりが強 いが、そのもっとも薄いのは日産だろう。おそらくコーン さんはそういうことは考えまい。  震災が日本の自動車工業のあり方にどんな影響を与える のか。よく見ていかなければなるまい。 それは無論、中古車査定相場においても同様であろう。 被災地の中古車査定相場を安定させることが急務であるといえる。

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